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子どもを怒鳴りたくないなら練習あるのみ

子どもを怒鳴りたくないなら練習あるのみ

こんにちは、ごろうパパです。

パパ3年目になりました。
娘はイヤイヤ期&赤ちゃん返りの真っ只中。

どんどんできることが増え、手に負えなくなってきたこの頃です。

皆さんはこんな経験ないでしょうか

  • 絵本をわざと踏む
  • 汚れた手で下の子の顔を触る
  • まだ遊びたいといって車に乗らない
  • 飲み物を自分で注ぐといって盛大にこぼす
  • 家を出なきゃいけないのに服を着てくれない

上記は、私がイライラした娘の行動です。
つい怒鳴ってしまったものもあります。

怒鳴った後の後悔

怒鳴った後には深い後悔に襲われました。
もう怒鳴りたくない、そんな思いで手にした一冊が想像以上に良かったので紹介します。

子どもも自分もラクになる「どならない練習」

これは「どならない練習」という本です。

数ある育児本の一つです。「また育児本か…」と思った方もおられるかと思います。かくいう私もたくさん読んできた方なので、今さら本から得られる知識は限られていると思っていました。

それにも関わらず、この本の内容に沿って練習を進めてみると、確実に「どなる回数」が減っていきました。そして今ではほとんど怒鳴ることはなくなりました。

どんな内容が書かれているのか

ものすごい内容が書かれているかと思いきや、本書に書かれているのはひらすら練習のお題です。理論的なことは一切書かれていません。

お題の構成もシンプルです。

  • ①具体的なシチュエーション
  • ②声掛けのヒント
  • ③参考解答

筆者が読者の目線に立ってつまづきそうなポイントを押さえてくれているので、さくさく進めていくことができます。

本に載っているお題をひとつご紹介

ひとつお題を紹介します。
これは「代わりの行動を教える」という対応方法のお題です。

肯定的な表現で「〇〇してね」と伝えるというものです。
ぜひ練習だと思ってトライしてみてください。

こんなとき何と言う? - お菓子売り場へ猛ダッシュ!

ママは太郎くんをカードから降ろしました。そしたら太郎くんは、お菓子売り場へ走っていきました。ママは太郎くんをつかまえて、冷静に「〇〇してね」と伝えるとします。
さあ、何と言いましょうか。選択肢はいくつもあるので、思いついたものを迷わず言ってください。

ヒント

練習の初めにお伝えしたとおり、価値観には触れずに基礎練をしていきますので、ここでは「〇〇してね」と言えればそれでOKです。

こう言えたらOK!

「お店の中では歩いてね」
「ママのそばを歩いてね」
「お菓子を見に行きたいときは、ママに『お菓子を見に行きたい』と言ってね」
などなど

いかがだったでしょうか。
意外と言葉が出てこなかったのではないでしょうか。

私は「走らないで!」「ストップ!」といった否定的な表現しか思いつきませんでした。

知識はあるが練習したことはない

言葉が出てこない原因は、練習不足にあると筆者は言います。

子育て中の親御さんの位置のいくらかは、
「子どもへの対応方法の知識はある、聞いたことはある」→「でも、練習したことはないのでなかなか実践できない」→「実践できないから困る」
となるわけです。

目から鱗でした。
私もこれまで練習したことがなかったんです。

ですが、練習し実際に子どもに使ってみることで、少しずつうまくいく頻度が増えていきました。

取り組み方

私が実際に取り組んだ方法を共有します。

  • ①本を読んで練習する
  • ②対処方法が書かれた紙を壁に貼っておく
  • ③実際に子どもに使って経験を積む

本書でも紹介されていますが、まずは本を読んで練習し、実践してみる。そして、対処方法が書かれた紙を壁に貼って、思い出せるようにしておくことが基本かと思います。

対処方法が書かれた紙は本書に付いています。QRコードからもダウンロード可能です。

私の家では印刷して壁に貼りました。

ちはっさくカード

まずはうまくいった体験をしよう

本書は練習にフォーカスを当てています。

練習をすると実際に使ってみたくなります。そして、使ってみると10回に数回はうまくいくものです。うまくいくと、ちょっと子育てがラクになり、そして「もう少し練習してみよう」という前向きなサイクルが生まれます。

ここまで来ると勝ちです。どんどん肯定的な言葉がけが定着していきます。

怒鳴らなくなる以外の効果

私の場合、本書の内容が身についてくる頃には、気づけばまったく怒鳴らなくなっていました。

そして、次のような効果も現れました。

  • 対処方法が思いつくので、イライラすること自体が減った
  • 肯定的な言葉がけにより、娘の「パパいや!」が減った
  • 私の変化を見て、妻もマネするようになった

思いがけない効果に私自身驚いています。

著者は、本書の効果を以下のように述べています。

この本で練習するとどの程度の効果があるのかというと、「ほどほど」です。この本でしこたま練習したからといって、バラ色の子育て期がやってくるわけではありません。

練習をした結果として、「子どもにうまく伝えることができた(話が通じないときもたくさんある)」「いつもなら即ギレする場面だけど、何とか冷静に対応できた(でもキレてしまうときだってたくさんある)」という、少しの変化を生み出すのが現実的な効果です。

確かに効果は「ほどほど」です。しかし、その「ほどほど」が喉から手が出るほど得たい時があるのです。それが育児期間だと思います。

まだ子どもへの対応方法を「練習」したことがないという方は、ぜひこの本を取って練習してみてください。

紹介は以上です。

読んでくださって、ありがとうございます。
皆さんの育児ライフが少しでも好転することを願っています。